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ピアノコンサート 意外な良い席とは?

10月5日

読了時間:4分

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昨日、ピアノのコンサートに行ってまいりました。


指定された席が、今まで自身では選んだことのないポジションでしたが、

意外にもとても良かったので

是非シェアさせていただきます。



ソロに限ったお話にはなりますが、

ピアノコンサートで意外な特等席、

それは、前列上手側(舞台に向かって右側)です。



ピアニストの手が全く見えないのに、なぜ特等席なのでしょうか?



その理由は、

1、ピアニストのペダルの足さばきが詳細に観察できるから。


2、ピアノからの音が、ダイレクトかつ鮮明に聴こえるから。


3、ピアニストの表情や目線がはっきり見えるから。



とにかく演奏者の音に全集中できるというわけです。



では、具体的に昨日の経験とともに詳しくみていきましょう。



まずは、昨日のコンサートホールのスペック等について。


・門真市民文化会館ルミエールホール

  大ホール(反響板あり)  収容人数 1098席


・Steinway&Sons D-274 


・オーケストラピット部分まで座席がありました。

 私が着席したのは前列より3列目、一番右端の席。ピットの中かな?

 目線は、舞台より10㎝上のあたり。

 ピアノを見上げるような形で、響板裏の支柱やサウンドベルも見えました。


 

それでは、1つずつみていきましょう。


1、ピアニストのペダルの足さばきが詳細に観察できるから。


グランドピアノのペダルには、背後にロッド(金属の長い棒)があります。

ペダルを踏むと、テコで突き上げられたロッドの動きがアクションへ伝達され、それぞれの機能が作動します。


つまり、ペダルの動きに連動して、ロッドが上下に動くのです。

前列右端にいると、ピアノを裏側(後ろ)から見るかたちになるので、

ペダルが踏まれるタイミングや解放されるタイミングがはっきりと見えるのです。

昨日は、踏まれた量まで観察することができました。


シフトペダル(左側のペダル)がゆっくりと踏まれて音をソフトにする様子など、

ロッドの動きと聴こえる音をリンクさせながら、感心しきっていました。


ホールの左側や中央の席からは、ピアノの裏(後ろ)は見えないので

ここまで詳細に観察はできないのです。


これは非常に面白かった。



2、ピアノからの音が、ダイレクトかつ鮮明に聴こえるから。


これは本当に驚きました。

今まで感じたことのない音圧と音の鮮明さ。

調律している最中のように倍音が聞き取れました。

そしてホール内の音響による音の混濁や全体像が朧げになる感じがない。

ピアニストが作る音や音量のバランスがダイレクトに聞き取れました。


これほどの音圧はピアノのせいなのか?席位置のせいなのか?

ホールのせいなのか?ピアニストのパワーなのか!?

と演奏が終わってからもしばらく考えてしまうほどでした。



それが席が原因だと判明したのです。


なぜかというと、珍しいことに、

昨日は2つのコンサートが同日に2部構成で行われたのです。

前列右端に着席したのは前半の部。

後半夕刻の部では、

後方の15列目、中央よりも上手(向かって右)寄りに着席しました。


(後半の部でも、ピアニストの手は見えず、昨日はサウンドに浸る一日となりました。)



後半の中央右手寄りの座席から聴いたサウンドは、

ホールが生み出す音響(反射)によって、音一つ一つの倍音まで聞き取れるほどではありませんでした。

「低音域から高音域までバランスよくまとまり、程よくマイルドに全体として聴きとれる」

といった感じで、音圧も、前半の部ほど大きくはありませんでした。


逆に言うと、

前半の前列右端の席から聴く音は、心地良いとは言い難いかもしれません。

ピアニストの演奏する音楽やピアノのサウンドを耳で直接的に体感する、

大きな音の中に埋もれる、ような感覚でした。



個人的には、

ピアニストの手が見えると、どうしても追ってしまい、

視覚情報によって、聴覚の解像度や集中力が落ちる気がします。


ただでさえ貴重なピアニストの生演奏を、

ペダリングと同期させて、これほどまで音に全集中できるので

非常に勉強になりました。贅沢な時間でした。



3、ピアニストの表情や目線がはっきり見えるから。


これはシンプルに、

やはり、表情が見えると嬉しい。


個人的には特に、ピアニストの好きなパッセージや表現方法などを、

表情から感じ取れるのが嬉しいです。


ピアニストの手が見えなくても、目線が見えれば

そのパートを大きくとらえているのか、細かく集中しているのかなども

想像できますね。




まとめ


ということで、

ピアニストがそのピアノで奏でる音に全集中したい方へ

ピアノコンサートの特等席として、前列上手側(舞台に向かって右側)をおススメします。



と言いつつ、次回行く予定のコンサートは

どうしてもピアニストの手が見たいので、

前列寄り、中央より左寄りの座席を予約しております。



10月5日

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